テレワーク時代にこそ「良い椅子」を選ぶべき理由
在宅勤務が当たり前になった今、自宅のデスク環境を見直す人が増えています。オフィスでは会社が用意してくれたワークチェアに座っていたけれど、自宅では食卓の椅子やソファで仕事をしている——そんな方も多いのではないでしょうか。
1日8時間以上座り続けるテレワークでは、椅子の選び方が健康と生産性に直結します。腰痛や肩こりに悩まされる前に、長時間座っても疲れにくい名作チェアを検討してみませんか。
ここでは、デスクワークに適した座り心地とインテリアとしての美しさを両立する名作椅子を5脚ご紹介します。
おすすめの名作チェア5選
1. アーロンチェア(1994年)— 究極のエルゴノミクス
デザイナー: ドン・チャドウィック & ビル・スタンフ 価格: ¥228,690(正規品)
テレワーク用チェアの王道とも言える存在です。人間工学(エルゴノミクス)の研究から生まれたアーロンチェアは、長時間のデスクワークを前提に設計されています。
- サイズ: 3サイズ展開(A/B/C)で体型に合わせて選べる
- 素材: メッシュ素材「ペリクル」が体圧を分散し、通気性も抜群
- 調整機能: 前傾チルト、リクライニング、アーム高さなど細かく調整可能
「名作椅子」というとデザイン重視のイメージがありますが、アーロンチェアはニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品でもあり、機能美とデザイン性を高次元で両立しています。
こんな人におすすめ: 1日6時間以上デスクワークする方、腰痛や肩こりに悩んでいる方
2. イームズ シェルチェア DSW(1950年)— コスパ最強の名作
デザイナー: チャールズ&レイ・イームズ 価格: ¥48,400(正規品) / ¥8,980〜(リプロダクト) サイズ: 幅46.5 × 奥行55 × 高さ81cm(座面高43cm) 重量: 3.6kg
ミッドセンチュリーを代表する名作チェアは、テレワーク用としてもバランスの良い選択です。FRP(繊維強化プラスチック)のシェルが身体を包み込むように支えてくれます。
- 軽量(3.6kg)なので部屋間の移動もラクラク
- 豊富なカラー展開(ホワイト、ブラック、レッドなど)でインテリアに合わせやすい
- リプロダクト品なら1万円以下で手に入る
ただし、長時間座るには座面にクッションを追加するのがおすすめ。2〜3時間程度の作業がメインの方に向いています。
こんな人におすすめ: 初めての名作椅子を探している方、予算を抑えたい方
3. セブンチェア 3107(1955年)— 薄くて軽い万能選手
デザイナー: アルネ・ヤコブセン 価格: ¥82,500(正規品)
成形合板を使った優美なフォルムが世界中で愛されているセブンチェア。累計販売数は700万脚以上という、世界で最も売れている椅子のひとつです。
- スタッキング可能なので、使わないときは重ねて省スペースに収納
- 成形合板が体のラインに沿ってしなり、自然な座り心地
- 背もたれの適度な弾力が、前傾姿勢でのタイピングをサポート
薄型のフォルムはデスク下への収まりも良く、コンパクトな書斎やワークスペースにぴったりです。
こんな人におすすめ: スペースが限られている方、会議用にも兼用したい方
4. イームズ DAW(1950年)— アーム付きで安定感抜群
デザイナー: チャールズ&レイ・イームズ 価格: ¥52,800(正規品)
DSWの兄弟モデルで、アームレスト付きのバージョン。アームが付くことで、タイピング時に腕を預けられるため、肩への負担が軽減されます。
- DSWと同じシェル形状にアームレストをプラス
- 腕を置いて休憩する姿勢がとりやすい
- DSWからわずか¥4,400のアップで快適性が大幅向上
テレワークでは電話やオンライン会議も多いですよね。アームに腕を預けてリラックスした姿勢で話せるのは大きなメリットです。
こんな人におすすめ: 腕の疲れが気になる方、オンライン会議が多い方
5. スツール60(1933年)— サブチェアとして最強
デザイナー: アルヴァ・アアルト 価格: ¥29,700(正規品) 重量: 軽量設計
フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトが生み出した、シンプルの極致ともいえるスツール。「曲げ木」技術で作られたL字型の脚と丸い座面だけという潔いデザインです。
- スタッキング可能で収納性抜群
- メインチェアのサイドテーブル代わりにも使える汎用性
- ¥29,700という手の届きやすい価格
テレワークのメインチェアというよりは、サブチェアとしての活躍がおすすめ。ちょっとした気分転換に座り替えたり、荷物置きやサイドテーブルとしても使えます。
こんな人におすすめ: 2脚目の椅子を探している方、多用途に使いたい方
テレワーク用チェア選びのポイント
座面の高さをチェック
デスクワークに適した座面高は、身長の約1/4が目安です。身長170cmなら約42〜43cmが理想的。今回紹介したDSWは座面高43cmと標準的な高さです。
素材と通気性
長時間座ると蒸れが気になります。アーロンチェアのメッシュ素材は通気性に優れていますが、プラスチックや合板の椅子にはクッションを併用するのも良い方法です。
作業時間で選ぶ
| 作業時間 | おすすめの椅子 |
|---|---|
| 2〜3時間 | イームズ DSW / DAW、スツール60 |
| 4〜6時間 | セブンチェア、イームズ DAW |
| 6時間以上 | アーロンチェア |
まとめ
テレワーク用の椅子選びで大切なのは、自分の働き方に合った椅子を選ぶことです。長時間のデスクワークが中心ならアーロンチェアの機能性は圧倒的ですし、短時間の作業やインテリア性も重視するならイームズやセブンチェアが魅力的です。
名作椅子は「一生使えるもの」が多いので、初期投資は高くても長い目で見ればコストパフォーマンスは決して悪くありません。在宅勤務の環境を整える第一歩として、ぜひお気に入りの一脚を見つけてみてください。




